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DRUM'N'BASS/BREAKSのフリーペイパーDIRECTの編集部
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KRUST & DIE 2004 X'MASインタビュー

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3年前のクリスマスに念願のインタビューを行いながら、その後諸事情により(HDのクラッシュなど)、あわやお蔵入りしそうだった、KRUST & DIEへのインタビューをようやくお届けいたします。

3年前のインタビューを今読むことで、結果的にこの3年間のFULL CYCLEクルーのアクションとその狙いがより鮮明に理解できたような気もしますが、いかがでしょうか。

今回あらためて読み直して、KRUSTとDIEの役割というかキャラの違い、テンションの違いを思い出しました。やはり、KRUSTは本物でした。


(Dx)



KRUST & DIE インタビュー

DIRECT: まず始めに、2004年は二人にとってどういった一年でしたか?2003年はKAMANCHIの年でしたが。

DIE(以下D): いい年だったよ。主にスタジオでの作業が多いかったかな。アイデアを練ったり、トラックを作ったり、、、。コラボレーションアルバムの予定もあるからね。また学習の一年ってとこだったよ。

KRUST(以下K): 俺も同じような感じだな。スタジオワークにツアー、、、忙しかったよ。

DIRECT: 最近のフルサイクルはKAMANCHIをはじめ、DIE & CLIPZやKRUST & CLIPZ, DIE & PHOTEKなどコラボレーションが盛んですが、どういった経緯でコラボレーションが行われているのですか?

D: 一人でトラックを作っていても飽きちゃうんだよ。だからKRUSTのスタジオをチェックしにいったり、CLIPZのスタジオやRONIのスタジオにも遊びに行ってエンジニアしたり、サンプルを持って行ったりって具合だ。楽しいもんだよ。

DIRECT: なるほど。では、PHOTEKとのコラボはどういった経緯で行われたのですか?

D: ずっと前から話はあったんだよ。まあ、曲を通じてお互い刺激し合あってる仲だったわけだけど、、、。彼が一度ブリストルに来た時に話が持ち上がって、その後彼がロンドンに滞在している間に電話して、ブリストルまで再度来てもらったのさ(PHOTEKは現在US在住)。で、3曲仕上げた。そのうちの1曲はRONIとの曲さ。彼はとても才能のある奴で、いいヴァイブをもらったよ。彼はギターも弾くんだぜ。まず「THUNDER」のインストを作ってからHOLY GRANTの歌を録音した。で、ラフミックスを作って、RONIがツアーから帰ってきた後に最終的にミックスを仕上げて完成!ってわけさ。凄くスムーズにいったよ。あ、HIP HOPも含めたら全部で4曲やったかな。全部で4、5日で終わったよ。

DIRECT: 今年のFULL CYCLEはCLIPZやSURGEといった新鋭プロデューサーが活躍しました。彼等のどんな部分を評価しますか?

D: 彼らは若いし、エネルギッシュだ。彼らといると、いいヴァイヴをもらうね。お互いにサンプルを持ち寄ったりしてトラックを作るんだよ。スタジオに早朝までこもってウィードを吸ったりしてね。で、結果的に面白いものが出来上がるんだ。

DIRECT: 彼らといると、自分がトラックを作り始めた頃を思い出したりしませんか?

D: 彼らはもう何年もトラックを作っているからね。彼らには彼らのやり方がすでにあるんだよ。

DIRECT: FULL CYCLEのサウンドはシーンのトレンドに関係なく、常にオリジナルでユニークです。どのようにしてそういった際立ったクオリティーを生んでいるのですか?

K: アーティストである以上、自ら輝かなくてはいけないんだ。自分のスタイルを築き上げるんだよ。それを見つけるまでは、ひたすら模索するのさ。俺たちが生まれ育ったブリストルでは、人々から賞賛を受けるためには、個性が強く求められるんだ。自分だけのスタイルを持つことさ。それはジャングルが生まれるもっと前からのことだ。B BOYとかの頃からだよ。ブレイクダンス、グラフィティ、、、。そういうHIP HOPカルチャーを通過すると、自分のスタイルを持つことを覚えるんだ。音楽を作るにあたっても、他の奴と同じサウンドは出したくないだろ。本当にクリエイティヴになって、他人とは違うってところを見せなくちゃいけない。自分だけのエクスクルーシヴなビート、ベースをじっくり探すんだ。そうやって、本当にこれが自分の音だって言えるサウンドを作るんだよ。そうやって、俺たちは時間をかけてやってきたから、今があるのさ。だから、FULL CYCLEの音っていうのは、FULL CYCLEの音ではなくて、そのトラックを作った奴の音になっているはずさ。とにかく自分に素直になること。時間をかけて音楽を作るんだ。そうすると、見えてくるのさ。

DIRECT: なるほど、FULL CYCLEの音楽には深みが感じられます。それもやはり多くのファンを得ている理由なのですね。

K: 俺たちにとって何が流行っているとかは、全く関係ない。俺たちがやってきたことをやり続けるだけさ。今流行のサウンドをやるなんていうことは、ありえないね。自分のトラックがその月のフェイバリットじゃないからといって、注目を集めるためにそういうことをやるなんてことは絶対にしない。FULL CYCLEはただの音楽じゃないんだ。人生そのものさ。「道」なんだよ。簡単にFULL CYCLEだって言わせない。FULL CYCLEは使命であり、宗教であり、ディープでリアルなんだ。分かるか?俺たちはマジなんだよ。

DIRECT: それでは2005年の予定を聞かせてください。コラボレーションアルバムとか、ソロアルバムとか。

D: アルバムは常に制作中さ。常に一生懸命やるだけだね。ギヴアップしないで、できるだけスタジオで作業をすること。トラックを作っていない時でも機材を見に行ったりさ、、、。やることはたくさんあるよ。

DIRECT: 数年前と比べるとFULL CYCLEファミリーはずいぶん大きくなりましたが、何か具体的な狙いがあるのですか?

K: 特に具体的な目標はないけど、、、。成長したいからだな。ずっと同じ場所にはいられないってことさ。

D: 今レーベルにいる奴らは、みんなそれぞれ理由があってこのレーベルにいるんだ。みんなで力を合わせて火を絶やさないようにしてるんだ。例えば、CLIPZは2005年にアルバムリリースの予定がある。もう、多くのDJ達のレコードボックスに入ってるぜ!毎週末どこかでかかってるな。CLIPZは今本当にホットだ。TALIも忙しくやってるし。それに、今年俺たちは「チャンネルハウス」っていう大きいビルを借りた。RONIのスタジオの他にKRUSTのスタジオ、俺のスタジオ、リハーサルスタジオ、オフィス全部を一つにまとめてFULL CYCLEの本部を作ったのさ。より行き来しやすくなったよ!特にリハーサルスタジオは役立ってるね。RONIのライヴセットがそのまま置いてあるんだ。あとはPAさえあれば、すべて揃っているという状態さ。

DIRECT: 2005年は地元ブリストルでパーティーを再開すると聞いたのですが。どんなパーティーを目指していますか?

K: 第一回目はこの間のクリスマスパーティ−だったな。

D: そう、新しいクラブでやったんだ。今までそこでは一回もドラムンベースのパーティーはなかったんだけどね。「ウェアハウス」っていうクラブさ。

DIRECT: それは定期的にやっていくのですか?

K: 最初のパーティーは20日だったな。定期的になるかどうかは、今詰めているところだ。それにブリストルのもう少し大きいクラブで年に4回やる予定だ。地元の人間を中心にパーティーを盛り上げたいと思ってるんだ。今俺たちが何をしているのか、彼等に知ってもらいたいんだ。レーベルの方向性をね。今、レーベルは新しい局面を迎えている。今まで以上にアーティストや作品に対して真剣になってきて、新しいアーティストも増えたし、色んなプロジェクトも進行している。以前のようにシングルをベースにした活動よりも、プロジェクトがベースになっていくだろう。TALIやCLIPZが加入したことで、プロジェクトも増えた。俺たちは成長したんだと思う。以前は音楽を作っているだけだったけど、それ以上に成熟してビジネスでも成功したいと考えている。責任を持ってプロジェクトを成功させようと、みんなが考えているよ。CLIPZのアルバム、コラボレーションアルバム、RONIの新しいアルバム、みんな「チャンネルハウス」から生み出されたものさ。俺たちは次の段階に進むための準備ができたってことだ。今、俺もアルバムを製作中だし、CLIPZの次はDIEのアルバムだろ、そしてDYNAMITEの新しいアルバムの予定もあるぜ。RONIも次のアルバムの制作に入ってるし。俺たちは今まで以上に、方向性がばっちり見えてる。ビジネスとしてもだ。インターネットに関しても積極的だ。www.v-cycle.co.ukでレコード、マーチャンダイズの販売、RONIのラジオ番組、ニュースレターを発信している。ここで直接、俺たちの最新の情報を世界中に発信できているわけだ。

D: ダウンテンポのレーベルを始める予定もあるよ。「THIRD FACE」もそうだけど、俺たち自身で作っているダウンテンポをリリースする。それから今まで未発表だった音源をリリースしていく「LOST TAPES」っていうプロジェクトもあるぜ!

DIRECT: それは楽しみですね!それでは最後に地道に活動する日本のDJやプロデューサーに熱いメッセージをお願いします。彼等にとってFULL CYCLEは、まさに模範であり、憧れです。

D: そうだね、特に若い子も増えてるし、、、。彼等には俺たちのように自分自身の音を見つけてほしい。流行の音に惑わされずに、自分の本当に好きな音楽を聞いて、自分がやってきたことをやり続けてほしい!

DIRECT: 今日は貴重な時間をありがとうございました。

Special Thanks to WOMB Crew, TYPE-D
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by direct_web | 2007-11-02 13:52 | special
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