DIRECT web |
カテゴリ
以前の記事
2012年 08月 2011年 10月 2010年 11月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 03月 2009年 11月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 05月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 最新のトラックバック
|
![]() ★COMMIXの1stアルバム『Call To Mind』が完成! ゴールディーが全幅の信頼を寄せるブライテスト・ホープがついにアルバムを完成させた。彼らの名はCOMMIX。ケンブリッジ出身のガイ・ブリュアーとジョージ・リヴィングスによる2人組だ。思い返してみると〈METALHEADZ〉からゴールディー以外のアーティスト・アルバムがリリースされるのはこれが初めてのこと。すなわち、ゴールディーがいかに彼らに惚れ込んでいるのかがよくわかる。 いよいよ店頭に並ぶ、COMMIXのファースト・アルバム『Call To Mind』は、すでに12インチ・カットされ話題を呼んでいる「Be True」や「Satelite Type 2」をはじめ、ハイクオリティかつオリジナリティに溢れた新曲ズラリ。 例えば、ネクストメンがサンプリングのカット・アップ&スクラッチで参加した、ヒップホップmeetsドラムンベース「Changes」。また、黒人ソウル・シンガーのスティーヴ・スペイセック(D Bridgeの実兄)が歌うスモーキン&グルーヴィンなディープ・ファンク・ローラー「How You Gonna Feel」。さらに一撃昇天のマッシヴ・チューン「Strictry」など、コアなドラムンベース・ヘッズから、テクノやヒップホップ・リスナーをも唸らせる最新鋭のサウンドが目白押し。 というわけで、COMMIXの最新インタビューをお届けしましょう。今回質問に答えてくれたのは、メンバーのひとり、ガイ・ブリュアーだ。 (INZA) COMMIXインタビュー もっとアシッドな雰囲気を加えようってことになったんだ。 そして90年代初期の生々しいサウンドを取り入れようとしてああいう曲になったんだ ──ガイ・ブリュアー ──こんにちは。調子はどうですか? ガイ・ブリュアー(以下G):昨夜は僕達が地元ケンブリッジでやってるパーティー“Spoonfed”があってちょっと二日酔いなんだよね(笑)。実は今起きたばっかりなんだ。昨日はShy FXがゲストDJで“Spoonfed”のいつものヴァイブスにぴったりだったよ。このパーティーはLogisticsとNu Toneと僕たちでローテーションを回しながらやってるパーティーなんだよ。 ──なるほど。 G:で、Doc Scott、Calibre、Marcus Intalex、Fabioとかがゲストできてくれるんだ。地元でこういうパーティーやれるのは楽しいよ。LogisticsもNu Toneもみんな地元が一緒だしね! ──あなた方は〈HOSPITAL〉からのリリースのように、オーガニックでソウルフルなサウンドを持ち味にしていたと思いますが、その後、エレクトリックでヘヴィーな〈METALHEADZ〉寄りのサウンドへと大きく変化したと思います。その要因とはなんだったのでしょうか? G:〈HOSPITAL〉からリリースしていたときは僕らは3人だったんだ。で、当時はソウルフルだったりヴォーカルサンプルの曲が流行っていた。そして数年後一人が抜けることになって自分たちのサウンドを見つめ直す機会になったんだけど、僕たちは元々いろんなジャンルが好きだったから、もっと幅広いサウンドの要素を取り入れることにしたんだ。ジャズ、ソウル、ヒップホップ、初期テクノとかね。 ──では、そのもう一人が抜けていなかったとしたらこの変化は起こらなかった? G:どうなんだろう……? いずれは方向性を変えなくちゃいけなかったと思うけど、良い機会だったと思う。なんでかと言うと、このまま続けるのか、辞めるのか話し合っていたときだったし。 ──2005年あたりから〈METALHEADZ〉からリリースしましたが、どういういきさつで契約したんですか? G:きっかけとなったのは、〈HOSPITAL〉からリリースした『Future Sound Of Cambridge』に入れたRoots Trainだった。Goldieがあの曲を凄い気に入ってくれていたんだけど、既に〈HOSPITAL〉と契約があったし、もう少し待ってくれたらシングルを提供するって話していたんだ。典型的な〈METALHEADZ〉サウンドにはならないかもしれないけど、〈METALHEADZ〉の伝統に沿った様な曲は出来ると思ったんだ。理想的な曲ができるまで少し時間がかかったけど、結果が「If I Should Fall」と「Urban Legend」だった。で、その2曲がシングルとしてリリースされた後、レーベルと今後もっと大きいプロジェクトを手がけようって話になったんだ。 ──2006年には「Talk To Frank」をリリースしました。アンセム化した曲で強烈なベースラインとタイトなビートが印象的でしたが、あの曲はどういったイメージで作られたのですか? G:あの曲は始めたころは全くちがったビートの曲だった、でも途中でもっとアシッドな雰囲気を加えようってことになったんだ。そして90年代初期の生々しいサウンドを取り入れようとしてああいう曲になったんだ。当時僕たちが好きだったDillinjaやDigitalのマッシヴなベースを目指したんだよ。出来上がったときは100%満足しなかったけど、〈METALHEADZ〉に渡したらなんだか凄い話題になって、結局ああいう形で盛り上がったんだよ。 ──本作『Call To Mind』ほどオリジナリティーがあって、クオリティーの高いドラムンベースアルバムも久しく出会ってなかったと感じています。僕にとっては、Ed Rush & Opticalの『Wormhole』以来の衝撃ともいえるかもしれません。すでにBBCなどではヘヴィー・プレイされているようですが、作り終えた今、周囲の反響はいかがですか? G:凄くいいよ! 気にいってくれるといいなと思っていた人たちがみんな気に入ってくれてるみたいだしね! 制作に2年もかかったし……。僕たちはよく昔のドラムンベースのアルバムを聴くんだ、Boymerangのアルバムとかね。あのアルバムとかがあったから今ここにいるわけで。他にはPhotekとかRoni Sizeとかのアルバムを本当に良く聴いたよ。あの頃のアルバムと比べると、最近のアーティストはアルバムを制作することに対して、そこまでこだわりを持っていないような気がするね。僕たちはそれぞれの曲をとことんに作り込んだし、僕たちに影響を与えた様々な音楽的要素を取り込もうとしたんだ。 ──たしかにすごくハイブリッドでハイクオリティです。それでは、いつも制作している曲のストックから選んでアルバムにしたわけではないということですか? ドラムンベースに限らずダンスミュージック界ではよくあることですが。 G:ある時点まではそういう感じだったんだけど、途中で気づいたことはこのやり方だとアルバムの曲が全て似たような感じになってしまうと思ったんだ。ドラムンベースでは良くあるケースで、同じ事は繰り返したくなかった。だから一回やった事は二度と繰り返さないようにしようって決めて作り上げたんだ。 ──「Be True」はゴールディーの「Inner City Life」を昇華したような壮大でエモーショナルなチューンで素晴らしいと思います。このヴォーカルのディレイのかけ方も新鮮で、こういったアイディアにもすごく才能の豊かさを感じます。 G:あの曲のヴォーカルのサンプルを使ってずいぶん前からいろいろと試していた。で、しかもちょうどJ Dillaが亡くなった頃で、僕たちは彼のシンプルで荒削りなサウンドが大好きだった。そういったサウンドを目指して作っていたんだけど、まさかああいう壮大な曲に仕上がるとは思っていなかったよ。だからあの曲の別ヴァージョンは大量にあるよ(笑)。ある時点であのサンプルのループが上手くはまってそこから一気に仕上げたんだ。結局、アルバムの中でも一番話題の曲になったよね。大っきいレイヴでもプレイされるし、Swerveみたいな規模でもプレイされるし、いろんなキャパシティーのところでプレイされる曲になったよ。最近は珍しいと思うよ。 ──それからゲスト・ミュージシャンの人選もセンスの良さが光ってますね。ネクストメンとスティーヴ・スペイセック、それぞれタイプは違えどもとても才能を感じさせるアーティストで、コミックスの世界観をより広げてくれていると思いますが、この2アーティストと共演することになったのはどんな経緯からですか? G:僕たちは自分たちの音楽的ツールに根ざした曲をやりたかった。スペイセックの曲はインストの状態でかなり長い事眠っていたんだ。彼は今ニュージーランドにすんでるんだけど、その状態で曲を送ったらヴォーカルを入れてくれてそれが凄くはまっていたんだ。シンプルなサンプルのループの曲でそれこそ、J Dillaのサウンドを反映した感じなんだ。ネクストメンの曲もずっと以前から大きいベースラインとコスリを加えたヒップホップぽい曲をやりたかったんだ。こういった曲が最近やっと満足できる形で仕上げる事が出来るようになったよ。しかも、ネクストメンは以前は僕たちのスタジオのご近所だったんだ。幼なじみみたいなものさ! ──URのリミックスが入っているのには驚きました。このリミックスが実現したことについては? G:あれはゴールディーがマッドマイクを以前から知っていてそこから繋がったんだ。そういう意味でゴールディーみたいに幅広い人脈を持った人がレーベルの長でいると凄くいいよ。それに、僕たちもURの大ファンだしね。僕たちはドラムンベースのリミックスは全く望んでいなくって、テクノやその他いろんなジャンルのリミックスを望んでいるんだ。Claude Von Strokeが最近「Belleview」のリミックスを仕上げてくれたし、Mathew Johnsonとかにもリミックスをお願いしたいと思ってるよ。とにかく、ドラムンベースに興味が無いひとにもきっかけを与えたいと思ってるんだ。 ──最後の曲「Strictly」がまた最高にヤバいです。「Talk To Frank」をさらに洗練させたようなビッグ・チューンで凄く気に入っています。この曲のイメージは? G:「Talk To Frank」もそうだけど、他にはないスタイルをやりたかった。読んで字のごとく、あの曲は〈Strictly Rhythm〉のサンプルを沢山つかった曲なんだ。僕たちは〈Strictly Rhythm〉みたいな昔のハウスが元々好きなんだ。結構、アップリフティングで評判もいいんだ。家でも楽しめる曲だしね。 ──現在進行中または作り終えた曲などはありますか? G:最近ゴールディーの「IsThis Real」って曲のリミックスを終えたばかりだよ。D Bridgeの〈Exit〉レーベルからリリースされるはずだよ。今は少し休憩している最中かな。今後どうするか考えているところだよ。自分たちのレーベルも始めるつもりさ。 ──最後にあなたが尊敬しているプロデューサー、DJを教えてください。 G:Doc Scottかな。彼にはスタジオ面でもDJでもとても影響を受けてるし、とても尊敬しているよ。間の取り入れ方や曲の構成がとにかく素晴らしいと思う。もっと評価されるべきだね。音数が少なくても一音一音、作り込まれていて全体を作り上げているんだ。あと、最近ではLynxかな。とても前向きなプロデューサーでオリジナルだと思う。ドラムンベース・シーンはみんなお互いをコピーする傾向があるけど彼は違う。素晴らしいプロデューサーだと思うよ。 (通訳/Daisuke Hattori、協力/Danna Takako -METALHEADZ-)
by direct_web
| 2007-11-12 19:21
| NEWS
|
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||