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![]() 音楽ネタではないけれど、チベットでの中国当局の武力制圧の報道を見て怒りを覚えます。ビョークがライヴ中に突如「チベット解放」を訴え、ダライ・ラマ氏も会見で糾弾し、この事実を知った程度の知識しかないんですが、中国当局がいくらその行動を正当化してみても、どう見たって中国のやってることは、人間が自由に生きる権利を奪おうとする非道な行為だと思います。 (INZA) 信頼の置ける関西のカメラマンさんから、チベットを救うため中国当局に自制と対和を促す署名運動のメールがきました。これによって世界中の人々の声が中国に届き、やりたい放題の現状に抑制を促せるかもしれません。(INZA) *以下、メール内容です。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ チベットとともに立ち上がろう! 数十年におよぶ中国の支配下での抑圧が続き、チベット民衆の不満が抗議活動や暴動となって、ついに市中に噴き出しました。まもなく開催されるオリンピックで中国へ世界の注目が集まっているこのときに、チベット人は世界に対して変革を求める声を上げたのです。中国政府は、降伏しない抗議者を「処罰する」と言っています。中国指導部は、今、さらなる残虐行為か対話かの決定的な選択をしようとしています。この決定で、チベットと中国の将来が決まると言えるでしょう。わたしたちは、この歴史的な選択に影響を与えることができます。 中国は自国の国際的な評判をとても気にしているからです。胡錦濤中国国家主席は、彼が正しい選択をしなければ、『中国産』ブランドとまもなく開催される北京オリンピックは成功しないという声に耳を傾けるべきです。しかし、胡錦濤主席の注意をひきつけるには全世界の民衆の力を集結させる必要があり、わたしたちはこの48 時間以内にそれを行う必要があります。 チベット人のノーベル平和賞受賞者であり、チベット民衆の精神的指導者、ダライ・ラマ大師は自制と対話を呼びかけていますが、世界中の民衆が彼を支持することが必要なのです。下記のリンクをクリックして嘆願書に著名をお願いします。そして、この嘆願書のことをあなたが伝えることができる方全員に今すぐ伝えていただけるようお願いします。わたしたちの目標はチベットのために100 万人の声を一つに集めることです。 http://www.avaaz.org/jp/tibet_end_the_violence/97.php/?cl_tf_sign=1 〈胡錦濤中国国家主席への請願書〉 「世界各国の市民からなる、わたしたちは、チベットの抗議行動への対応として自制と人権の尊重を表明し、ダラ イ・ラマ大師との意味のある対話を開始して全チベット人の懸念を解消することを中国政府 に対し、要求します。対話と改革なくして、安定は持続し得ないのです。中国にとって一番望ましい未来と、 世界との肯定的な関係は、調和の取れた発展と対話、そして敬意によって得られるのです。」 わたしたちは、この嘆願書をロンドン、ニューヨーク、北京の中国政府官僚に直接渡す予定ですが、それまでに大量の署名数が必要です。署名数が増えれば増えるほど、メッセージは力強いものとなります。ですから、下欄のE メールをご友人全員・ご家族全員に転送していただきますようお願いします。あなたのご助力に再度感謝をいたします。Ricken, Paul, Pascal, Iain, Graziela, Galit and the Avaaz team ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 以下は、余談です。 題して『ダライ・ラマと或るお坊さん』 かつて僕の地元にとあるバーがありました。(町田のZAZA。今もあるのかな?) 店長さんが音楽に理解のある人だったので、そこで僕はたまにDJをやらせてもらったり、普通に飲みにいったりして、いろんな方たちと知り合いになりました。 その中にひとりのお坊さんがいました。岩本(仮名)さんという方で、当時35歳ぐらいの方でした。 お坊さんがよくバーで飲んでいる…、皆さんはどう思うでしょうか? 僕ははじめ「不良の坊さんかな」と思い込んでしまったんですが、なぜかいつも僕らにお酒をおごってくれて、さらに僕がこの先やりたいことを真剣に聞いてくれて、いつも自信をつけてくれました。たまに知らないお客さんがくると、その人に自慢するかのように僕の話をしてくれたりもしてました。 いい人を絵に描いたような素晴らしい人でした。 あるとき、岩本さんが僕にこんなことを話してくれました。普段自分のことなどほとんど話さない人が、率先して話しはじめたので、その意外さに少し驚き、食い入るように聞いたのを覚えています。 「こないだ僕はすごい体験をしたんだ。法皇(ダライ・ラマ氏のこと)が京都にお出でになられたときに、直々にその関係者から連絡がきて、僕に京都まできてほしいと言う。実は僕はいままで収入のうちのいくらかを、毎月チベットの教育施設に寄付していた。おそらくそのことかもしれないと思い、気が引ける思いを払って、新幹線に乗って向かった。そして指定された高級ホテルの1室にいくと、そこには法皇をはじめ、坂本龍一やサンフレッチェ広島のオーナーだという人など、それはそれはVIPばかりだったので、僕は恥ずかしい思いがして、一番後ろの隅っこで目立たぬよう座り、ずっと俯いていた。そうしたら、法皇はそういったVIPたちを差し置いて、突然僕に話しかけてきたんだ。そして彼はこういった。“あなたがチベットに対してしてくれていることに感謝しています。ありがとう。あなたに名前を与えたいのだが、いかがだろうか”と。」 あっけにとられたのは本人だけではなかったといいます。 そして恐縮しながらも「はい、喜んで頂戴します」といった岩本さんに、ダライ・ラマ氏は“テンジン・ロトゥー”という名前を与えたそうです。 岩本さんは、この名前にはチベット語で“智徳があり、人に教えることのできる者”という、僕には似合わないくらいすごい意味があるのだと教えてくれました。 そして彼は、自分だけがこんな名誉に授かれたことを、言葉の節々で恐縮し、感謝してました。帰りの新幹線のなかでは涙が溢れて止まらなかったそうです。 岩本さんは、その数年後、侵されていた病によってこの世を去りました。 いま考えてみると、自分の死期をわかっていて、このバーに訪れ、若者たちを励ましていたようにも考えられます。そういう外見には表さずも思慮深さを感じさせる人でした。僕以外にもお酒をおごってもらったり、話を聞いてもらって励まされたりした若者はたくさんいたのです。 岩本さんはもしかしたら、お寺以外の場所で、もっと人助けをしたいと思っていたのかもしれません。彼は僕らの前では決して仏教的な教えを諭したりする人ではありませんでした。ただ酒好きで、明るくて、誰にでもポジティヴなパワーを与えてくれるお兄ちゃんという感じの方でした。 そういったこともあり、一連の中国当局のダライ・ラマ氏への激しい批判を見ていると、自分自身の尊厳をも傷つけられているようで、とても悲痛な気持ちになります。チベットで自由を求め、死んでいった方たちのことを考えても同様です。 自由がほしい人たちと、土地や利益がほしい人たち、どっちが正しいのでしょうか? 音楽という世界共通言語を愛する皆さんには、当たり前のように答えがわかると思います。 Stop killing in Tibet! One Love.
by direct_web
| 2008-03-21 12:54
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